こんばんは、潤です!
化粧品売り場やドラッグストアに行くと「ボタニカル」という言葉をよく見かけます。
今回は、ボタニカルでもありオーガニックでもある、鹿児島の「ボタニカノン」という化粧品を使ってみましたので、そちらの口コミレビューを書かせて頂きました。
また、そもそもボタニカルとはどういう意味があるのか?オーガニックとの違いについても詳しく知りたいですね。
気になるそちらも調べてみました。
目次
ボタニカルでもありオーガニックでもあるコスメ「ボタニカノン」とは
「ボタニカノン」は香りに包まれて幸せな気分になれる
ボタニカノンとは、鹿児島県の最南端の大隅半島にある南大隅町で誕生したボタニカルブランドです。
旧「登尾小学校」の一部を製造工場としてリノベーションし、ハーブウォーター(蒸留水)やアロマオイル、植物エキスの抽出など、原料づくりから製品までを一貫生産しておられます。
南大隅町は、亜熱帯気候と温帯気候が混在し、約4000種もの多様な植物が存在しているそうです。
自然とカノンの曲のハーモニーが美しいです。
この動画を見るとここ南大隅町の自然の豊かさを感じることができますね。
この素晴らしい自然から地産コスメとして発表されたのが「ボタニカノン」です。
スキンケアから食器洗い、コールドプレス石鹸など販売されています。
コンセプトは「植物由来成分100%でアルコール、ケミカルフリー」です。
合成界面活性剤を使用しないことでお肌の「バリア機能」を保護し、角質を柔らかくお肌のターンオーバーを促進させることを、全てのスキンケア商品の共通のテーマとされておられます。
また、すべての商品に、必ず一部は鹿児島県産農薬不使用の原料を使用しておられます。
そして、可能な限り、自社抽出植物エキスを配合し「水」は使用せず「ハーブウォーター(蒸留水)」を使っておられます。
固形石鹸はコールドプロセス製法で、液体石鹸はカリ石けん素地づくりから全て自社製造です。
配合成分上の特記事項として、
- 合成界面活性剤、防腐剤、合成香料、合成着色料、アルコール、石油由来成分、動物由来原料は、一切使用しない
- 一部原料として、BG=サトウキビ発酵液由来「ハイシュガーケイン」使用
- 植物エキス抽出溶媒はバイオ発酵エタノール(サトウキビ由来)を使用。配合時にアルコールを煮沸し使用
- 柑橘系エキス及びアロマオイルは全てフロクマリン等の光毒性を除去したものを使用
- ナノ化された原料は使用せず
上記、5点を掲げておられます。
今回はスターターキットをお試しさせていただきました。
内容は下記の6点セットです。
- スキンローション月桃
- ハーバルエッセンスミルク(芳樟乳液)
- ディライト フェイスオイル(※旧バージョンです)
- シトラスアロマ シャンプー
- オリエンタルアロマ リンス
- シトラスハーブ ボディーソープ
シャンプー、リンス―、ボディソープのトライアルや、ディライトシリーズの化粧水や乳液のみのトライアルは販売されていました。
(2019年5月23日現在)
詳細はこちら⇒ボタニカノン トライアル【公式サイト】
パッケージデザインがとってもおしゃれですね!
それもそのはず、2019年日本パッケージデザイン賞に入選されておられるのです。
それでは、それぞれの使用感などをみていきます。
スキンローション月桃
※公式ホームページよりお借りしました
化粧水は、鹿児島県佐多岬産の無農薬の月桃を使った植物由来成分100%のスキンローションです。
月桃は、抗酸化作用のポリフェノールと美白成分のアルブチンが含まれているため、使い続けることでお肌のキメが整いお肌をふくよかにワントーン明るく、肌の力を最大限に引き出してくれるのです。
使い心地は、さらっとしていますが、のばすとお肌がとてもしっとりします。
色はほぼ透明です。
月桃とオレンジ系の爽やかな香りが顔中に広がり、とてもいい香りで癒されます。
成分はこちらです。
ハーバルエッセンスミルク(芳樟乳液)
※公式ホームページよりお借りしました
乳液は、鹿児島産4種類農薬不使用ハーブエキスと5種類の植物オイルでつくられています。
ハーブは、無農薬のホーリーバジル・スイカヅラ・ドクダミ・月桃を使用し、植物オイルは、ヒマワリ油、アサ種子油、マカデミアナッツ油、ホホバ種子油、ツバキ油が配合されています。
使い心地は、とてものびがよく、お肌がなめらかになります。
色は薄いベージュです。
香りはウッド系でうっとり落ち着くようなハーブの香りがします。
成分はこちらです。
水添レシチンは乳化する際に使用される界面活性剤だと思われるのですが、その点が気になります。 お店にお伺いしたところ、石油由来ではなく大豆由来の成分を使用しているので敏感肌の方でも安心して使っていただけるとのことでした。
ディライト フェイスオイル
今回ご紹介するのは旧バージョンです。新バージョンが販売されているようです。
ディライトフェイスオイル【リニューアル】
オイルは、オリーブスクワランに桜島産の稀少なツバキエクストラバージンオイルと、オーガニックホホバオイルとヘンプオイルが配合されています。
こちらのオイルは、化粧水前のブースターとして使用すると、角質を和らげ化粧水成分を抱き込んでくれることによりお肌に水分がキープしてくれるのだそうです。
化粧水、乳液、オイルを塗った後の手の甲です。
お肌がワントーン明るくなり、とてもしっとりしています(加工はしていません)。爪までつややかになっていますね。
使い心地は、とろんとしたオイルでお肌にのばすととてもツヤが出ます。馴染むとサラッとしたオイルになるのでべたつきません。
香りはジャスミンの香りを強く感じますね。
成分はこちらです。
【おまけ】クレンジング エマルジョン
※公式ホームページよりお借りしました
そして、今回なんとおまけで、ディライトシリーズのクレンジング エマルジョン(化粧落とし)をつけてくださってました。うれしい~!
植物由来成分100%の乳液タイプの化粧落としです。
月桃蒸留水をベースに保湿成分として、シロキクラゲ多糖体、オリーブスクワランが配合されています。
シロキクラゲ多糖体は、世界三大美女の一人である楊貴妃が美容を維持するために使用したと 言われるキノコで、中国では現在でも不老不死、美肌の高級食材として珍重されているのだそうです。
乳液タイプのクレンジングは、油分と水分を乳化させる必要があるので、界面活性剤が使われているものが多いのですが、こちらのクレンジングは、界面活性剤不使用で、植物由来100%なので、乳液としても使えるのだそうです。
顔にクレンジングを広げ、1分待ちます。
そのあと、くるくるマッサージをし、ぬるま湯で洗うか、コットンでやさしくふき取ります。
メイクは綺麗に落ちてくれました。
使い心地は、とても伸びがよく使いやすいです。
クレンジングというより乳液に近く、保湿をし、お肌をまもってくれているような感覚になります。
くるくるマッサージをすると化粧が浮いてくるので、私は、ぬるま湯よりもふき取りの方がやりやすく感じました。
ウォータープルーフの落ちにくいマスカラなどは、専用のリムーバーで落としてから使用したほうがいいですね。
成分はこちらです。
クレンジングも、水添レシチンが使われている点が気になりますね こちらも、乳液と同様に石油由来ではなく大豆由来の成分を使用しているので敏感肌の方でも安心して使っていただけるとのことでした。
シトラスアロマ シャンプー
※公式ホームページよりお借りしました
シトラスアロマシャンプーは、石鹸シャンプーです。
髪を保護し健やかに保ってくれるココナッツオイルと、ビタミンEがオリーブオイルの5倍含まれている抗酸化作用の高いひまわりオイルと、肌や頭皮に潤いを与えてくれる椿オイルの3種類のオイルと希釈水に月桃葉蒸留水が配合されています。
使い心地は、とてもさらっとしたテクスチャです。
泡立ちをあまり感じなかったのですが、実際には、ポンプの容器で泡で出てくるタイプのようですね。
お試しでは泡立ちがなかったので、さらっとしていたのですが、従来の石鹸シャンプーとは違い、きしみがあまりないのに驚きました。
オイルがたっぷり配合されているので軽減されているのかもしれません。
香りは、ジャスミンがメインで、ほんのり柑橘系とウッド系のジュニパーベリーなどのスパイシー香りで引き締められています。
とてもうっとりする香りで、バスタイム中は香りが充満しとても癒されます。
植物由来成分100%なのでヘナとも相性がいいそうです。
ヘアカラーをされている場合は落ちやすくなるそうなので一度お試しされてからの方がいいかもしれません。
成分はこちらです。
オリエンタルアロマ リンス
※公式ホームページよりお借りしました
オリエンタルアロマリンスは、石鹸シャンプーによって、弱アルカリに傾いた毛髪表面を主成分のクエン酸で中和させて髪の手触りをなめらかに作用してくれるリンスです。
月桃蒸留水をベースに、ホーリーバジルや黒酢が配合されています。
リンスに黒酢はとてもめずらしいのですが、鹿児島では椿油の搾りカスを湯でといたもので毛髪を洗い、黒酢を薄めたものでリンスをしていたという伝統があるそうで、現代の形にアレンジされたのだそうです。
香りは、柑橘系の香りをメインにジュニパーベリーなどのスパイシーな奥行のある香りです。
テクスチャは、ぽってりとしていて、髪の毛になじませると液状に変化し浸透していくような感じです。
髪につけると、石鹸シャンプーによってきしみのあった髪の毛が瞬時に手触りがよくなり、手ぐしでもほどけるくらいのなめらかさに変化します。
ドライヤーで乾かした後は、ほんのりジャスミンの香りが残っていて、しっとりとしてまとまりのある髪の毛になってくれます。
成分はこちらです。
シトラスハーブ ボディーソープ
※公式ホームページよりお借りしました
シトラスハーブボディーソープは、強い抗菌作用であるラウリン酸で美肌へと導いてくれるココナッツオイルや酸化しにくく乾きにくい保湿成分として優れている椿油オイル、希釈水に月桃葉蒸留水が配合されています。
使い心地は、石鹸シャンプーよりものびがよくねっとりとしています。
こちらも石鹸シャンプーと同様に、ポンプ式の泡タイプのボディソープです。
お試しでは、容器タイプだったので泡では出てこないのですが、それでも泡立ちもよく持ちもいいのでとても洗いやすいです。
月桃エキス、ホーリーバジルエキスと植物性グリセリンが配合されていて、つっぱり感を和らげるように調整されているそうです。
香りは、柑橘系の香りをメインに、あとからくるラベンダーの香りがうっとりさせてくれます。入浴中、香りが充満するようにアロマブレンドを多めに配合されているそうですよ。
ボディソープだけではなく、洗顔としても使いたくなるくらい香りがここちいいです。
成分はこちらです。
ボタニカノンの使い心地とは?とくにおすすめは?
ボタニカノンのスキンケアは、自然の香りが落ち着き、とても幸せな気分になりますね。
使われている植物やハーブなどが一切農薬が使われていないオーガニックなものが使われているので、とても安心して使用できます。
(※ハーブアレルギーの場合は赤みやかゆみが出る可能性があります。症状が出たら使用をストップした方がいいです)
シャンプーやリンス、ボディソープなどに使われている防腐剤は、天然成分からできたエコサート認証のエキスを使用されているそうです。
また、柑橘系防腐エキス(マンダリンオレンジ果実エキス、ビターオレンジ果実エキス、オレンジ果皮エキス)の光毒性(フロクマリン)、リモネン等の刺激についてはテスト検証済みで安全性が確認されているものを使っておられます。
とくにおすすめは、スキンローション月桃とハーバルエッセンスミルク(芳樟乳液)です。
とにかく柑橘系とウッディ帳のうっとりする香りとお肌のうるおい感が抜群によかったです。
しかも詰め替え用も販売されているのがいいですよね。
月桃ローション以外にもミルクやオイル、シャンプー、リンスなども販売されています。
リンスも黒酢が使用されている点がとてもめずらしいなと思いました。
価格もそこまで高すぎないという点もいいかもしれません。
購入は、ボタニカノンの公式サイトか楽天、yahooショップで取扱いがあります。
【公式サイト】ボタニカノン
【楽天ショップ】ボタニカノン
【Yahoo!ショッピング】ボタニカノン BOTANICANON スキンローション月桃
ボタニカルの意味
ボタニカル(botanical)は「植物の、植物学(上)の、植物から採った」という意味です。
ボタニカルという言葉は、生活に植物を取り入れた「ボタニカルライフ」や、ファッションでは植物の茎や実、茎などをモチーフにした「ボタニカル柄」などがあります。
そして、植物のチカラを取り入れたスキンケアなどを「ボタニカルコスメ」や「ボタニカルシャンプー」と言われています。
オーガニックとボタニカルの違いは?
オーガニック(organic)は「有機体の、有機の、化学肥料を用いないで育てた、有機肥料を用いた」という意味があります。
野菜や果物の場合は、JAS規格を満たす農産物である事が定義になっていますが、化粧品の場合、国内においては厳格な決まりがなく曖昧なのです(海外においては厳格な条件や規制があります)。
そして、オーガニックとボタニカルの違いについてですが、植物由来という意味では、ボタニカルもオーガニックも同じなのですが、その中でもオーガニックは、有機栽培であったり化学肥料を用いていないものを指します。
今回は、ボタニカルでもりオーガニックでもあるコスメをご紹介させていただきました。
自然派コスメをお探しの方やお肌にトラブルを抱えている方などにもぜひおすすめです。