こんにちは、潤です!
最近、オーガニックコスメを使い始めた方や、今も使っているけどどう選んでいいかわからない方に一番多く聞かれるのが、
「オーガニックコスメは国産がいいの?」
でした。
私自身、オーガニックコスメを選ぶポイントとして一番最初に見るのが「国産であるかどうか」ということです。
それは、日本の土で育てられた素材を使って作られたコスメが日本人に一番合うのではないか?と思っていたからです。
けれども、哲学の国ドイツのオーガニックコスメの本に出会い考えが変化しました。
今回は「ドイツ式オ-ガニックコスメのある生活」という本のご紹介です。
目次
ドイツ式オーガニックコスメとは?
この本は、日本人で初めてであり唯一、ドイツの権威と伝統あるレフォルムハウスアカデミー正式認定「ナチュラルコスメコンサルタント」となった、緒方-ヴェストベルグ 美樹さんが書かれた本です。
この本に書かれていること
オーガニックコスメについてや、オーガニックコスメの選び方、実践方法などを具体的に書かれているので読んだあとも実際に取り入れやすい内容です。
オーガニックコスメはファストコスメ
オーガニックコスメよりケミカルコスメの方が即効性が早いといわれていますが、オーガニックコスメは、植物を中心とした自然のパワーが凝縮されているので目に見えて効果が期待できるのです。
シャンプーやボディソープなど、ケミカルなものを使い続けているため、オーガニックなものに変更すると物足りなさを感じることあるのですが、1か月~3か月使い続けると必ずいい効果があらわれるのでまずは使い続けてみましょう。
ベストオーガニックコスメの選び方
まずは、配合成分をチェックすることからはじまります。配合成分はラベルの表示を確認することが大事です。
鉱物オイルやパラペン。タール系色素、合成界面活性剤などが配合されていないかをチェックします。
そして、配合成分が植物オイルなどの場合は、エコサートやデメターなどの認証付のものかどうか、バイオダイナミック農法で栽培されたものであるかを確認すること。
バイオダイナミック農法とは
オーストラリア出身のルドルフ・シュタイナーが提唱した農法で、天体のリズムに合わせた種まきと収穫、大地の感性や生命力を高める肥料、人の手によって愛情をこめて行う手摘みの収穫など農薬などは一切使わず行う農法のこと
また、配合されている成分がどういう方法で作られているか?や自身の肌タイプに合ったものかどうか?など3項目に分けてかかれています。
自分の肌を信じることがオーガニックスキンケアコンセプト
オーガニックコスメとは、化粧品を信じるのではなく、自分の肌を信じることが軸になっているのです。
お肌のメカニズムは、日中は「保護」をし、夜は「再生」という機能(リズム)を持っています。
就寝中の新陳代謝で体の老廃物が口や肌を通して外に出てくるため、夜はスキンケアを何もつけないか老廃物の排出の妨げにならないようなクリームを塗り、朝は老廃物を流すため、しっかりと洗顔をする、もしくはシャワーを浴びるというのが、ドイツ式オーガニックの考え方なのです。
お肌が本来持ち合わせている保護や再生機能を理解しそのリズムにのっとりスキンケアをすることが大切なのです。
習って慣れるのがオーガニックコスメ
私たちの生活は、化学合成物質の世界に慣れ過ぎてしまっていて、本来の五感が鈍ってきています。
個人の差はありますが、最低でも数か月経つと、本来の感覚が戻り、植物のエッセンシャルオイルの繊細な香りや効用を充分実感できるようになるのです。
シャンプーもどうしても泡立ちの良さを求めてしまいますが、泡立ちがいいのと汚れが落ちるのに比例関係がありません。
単に、使いやすいように合成界面活性剤を使っているというだけなのです。
この本で得たこととは?
タイトルもドイツ式のオーガニックコスメ…とあったのもあり、国産派の私としては、最初は何の気なしに読んでいたのです。
ところが、著者がオーガニックコスメと出会ったエピソードの部分から、どんどん引き込まれていって一気に読んでしまいました。
ドイツのオーガニックコスメはたくさんあり、コスメショップに行ったら必ず見るブランドも多いかと思います。
代表的なもので、
などがあります。
この本は、オーガニックコスメとはなんだろう?という疑問を一気に解消してくれる本だと思います。
本を読み終わったあと、感じることは個人によってそれぞれですが、コスメは国産でないといけないという考えは消えていました。
かといって、ドイツのオーガニックコスメを必ず使わなければいけないということではないのです。
オーガニックコスメはどれを使ったらいいかわからないという場合は、悩むよりもまずは使ってみることが大事なのです。
どういうものが自分の肌にあうのか、使うことによって自分のお肌がどう変化するのか、その繰り返しで自分自身に合ったオーガニックコスメを探していくことが大事だなと学ばせていただいた本です。
今まで不思議だった、なぜオーガニックコスメに惹かれるのか?という疑問は、著者がヴェレダのフェイスクリームを使ったときに涙したというエピソードにつながる部分がありました。
自然な香りや使い心地は、その配合されている植物から自然からの癒しの力や大地とのつながりを感じることができるのです。
化学成分が配合されているケミカルコスメではけっして感じることがないものと言えますね。
オーガニックコスメは国産がいいのか?と回答としては、配合成分を確認をした上で、それが自分にあったものであれば、必ずしも国産である必要はないと今なら言えます。