こんばんは、潤です!
「オーガニックコスメってなんですか?」
「今、中学生ですが大人でなくてもオーガニックコスメは使えますか?」
など、オーガニックコスメに関する様々な声をききます。
今回は、そもそもオーガニックコスメとはどういうものなのかや、無添加、自然派、オーガニック化粧品(コスメ)の違い。
そして、オーガニック化粧品(コスメ)はお肌にいいのか、オーガニックコスメは大人でなくても使っていいの?や、国産オーガニックコスメについて記事を書かせて頂きました。
目次
オーガニックコスメは国産を選びたい
食べ物も国産を選ぶようにしていますが、それは、日本で作られたものが日本人の口に一番合うのではないかと思うからです。
化粧品でもおなじように考えると、日本の土地で作られたものを使った化粧品が日本人には一番合うのではないかなと感じます。
国産オーガニックコスメだと、原料にへちま水や月桃、ハトムギ、ドクダミ、ヨモギなど日本の伝統的なハーブなどが使われたコスメが多く存在します。
とくに、へちま水は、江戸時代から使われていて美人水と呼ばれている成分で「お肌のきめを整える」作用があったり、月桃は、抗菌作用や防虫効果などがあり過剰な活性酸素の働きを抑制する成分としても注目されていますね。
もちろん、国産でないとだめ!ということはなく、海外の製品もたくさんすばらしい化粧品があるので使い心地や好みによって選ぶのがいいですね。
無添加、自然派、オーガニック化粧品(コスメ)とは
化粧品の歴史
小さい頃、お風呂に入ると、湯船にはぷかぷかヨモギを詰めた網の袋が浮いていました。
これは、アトピーだった弟のお肌のために母が入れていたのです。
火傷をしたら、おじいちゃんがアロエを持ってきてくれました。
これを火傷の部分に塗ったら治るから。
私達が生まれるはるか前には、今のように化学療法ではなく自然界で作られたハーブなどの植物を使った自然療法が主だったのです。
おじいちゃんから母へ、母から私へとひそかに受け継がれてきた自然療法。
けれども、今ではヨモギやアロエも手に入りにくくなっています。
販売していたとしても農薬が使われている可能性もあるのです。
今から約100年前、アメリカで石油を原料とするメイクが作られはじめ、アメリカから世界中に広がっていきました。
石油を原料とした合成成分は化学がもたらした豊かさであると思われていたのです。
それから、石油を原料とした合成成分を使ったコスメは、大量に安く作ることができ、長期間の保存が可能であったため、世の中にどんどん普及していったのです。
そんな中、石油化学薬品は、地球温暖化の大きな要因になっていることが分かってきたのです。
そして石油化学薬品を使い続けたことによって、大きなシミができたり皮膚障害を引き起こしたり、乾燥肌や敏感肌などの肌トラブルに悩む女性たちがどんどん増えていきました。
そこで、日本では国によって定められた、アレルギーを起こす危険性がある「表示指定成分」の表記が義務つけられたのです。
この時は、とくに注意しなければいけない102種類の成分のみ指定されたのです。
この後、2001年に全成分の表記が義務付けられたことによって、現在はこの表示指定成分を「旧表示指定成分」と呼ばれています。
無添加化粧品、自然派化粧品、オーガニックコスメの違い
無添加化粧品は、旧表示指定成分が配合されていないコスメのことを言います。
ただ、旧表示指定成分102種類以外にも石油由来の成分はあるので、無添加だと必ずしも安全というわけではないのです。
自然派化粧品とは、植物のエキスが使われたコスメのことを言います。
ただ、植物など自然なものは少ししか含まれていなくても自然派化粧品と表記している化粧品も多くあるので、成分ラベルを確認する必要があるのです。
オーガニックコスメとは、化学肥料や殺虫剤などの農薬を使わない土地で作られた植物を主原料とする化粧品のことをいいます。
もちろん成分表記だけでは、オーガニックコスメなのかどうかが分かりにくいため、第三者認定機関が設定したオーガニック認証というものが存在します。
オーガニック認証とは、メーカーが認定機関にコスメを申請し、厳しい審査を通過して取得できるものなので、この認証マークがついているコスメは環境や人に配慮しているコスメであるという証明になります。
けれども、必ずしも認定をとっているものだけがオーガニックコスメというわけではなく、メーカーがオーガニックコスメの独自の基準を設け、 それをクリアしていれば、オーガニックコスメと名乗ることもできるのです。
そのため、オーガニック認証のないオーガニックコスメは、必ず成分ラベルを確認してから使用した方がいいということですね。
オーガニックコスメはなぜお肌にいいの?
合成界面活性剤は、皮膚のバリアを壊してお肌に浸透させるものが存在します。
これは、お肌が持つ力を育てることなく奪っていく方法と言えます。
対して、オーガニックコスメとは、ハーブや植物など自然の力を使って、自身のお肌を強く育てていく方法と言えるのです。
食べ物でも、農薬を使っていない食物の方が栄養分が高かったり、美味しかったりしますね。
同じように農薬などを使っていない土地からできた植物を原料としたオーガニックコスメは、お肌にとってもいい成分が含まれているのでより美肌に近づく方法なのです。
オーガニックコスメはどうやって選んだらいいの?
オーガニックコスメを選ぶ目安の一つとして、オーガニック認証を取得している化粧品を選ぶというのがあります。
もちろん、オーガニック認証を取得・申請していないオーガニックコスメも多くあるので、オーガニック認証のないコスメは、どういう成分が配合されているのか?を確認する必要があります。
商品には、全成分の表記が義務付けられているので、ラベルを確認するとどんな成分が配合されているかが分かります。
成分を見る時のポイントは、例えば、ラウレス-10、フェノキシエタノール、安息香酸Na…などの英語やカタカナ表記で何のことか想像できない成分の場合は化学成分の可能性が高いです。
石けん素地やラベンダー、オリーブ油などはだいたいイメージできますね。
もし、化学成分か自然成分かわからない場合は、こちらの美肌マニアの成分検索が便利です(「-」や数字、英語は半角でないと認識しないので全角の場合は半角になおしてからがいいです)。
ここからは、日本と海外のオーガニック認証についてです。
日本のオーガニックコスメの認証は?
日本では、食品に関しては、有機栽培により作られた食べ物は、農林水産省が監督している「有機JAS認定」があります。
けれども、化粧品に関しては、国が管理、監督しているオーガニックの認証機関がないので、各メーカーによって判断されているのです。
などがあります。
海外のオーガニックコスメの認証は?
海外では、さまざまな認証があり、各機関によって決められた基準にクリアした化粧品がオーガニックコスメの認証を受けられるのです。
具体的には、
- demeter / デメター(ドイツ)
- BDIH(ドイツ)
- Eco Control / エココントロール(ドイツ)
- Na True / ネイトルー(ベルギー)
- Soil Association /ソイルアソシエーション(イギリス)
- Cosmebio(フランス)
- ECO CERT / エコサート(フランス)
- ACO(オーストラリア)
- USDA(アメリカ)
- BIO SUISSE(スイス)
など様々なものが存在しています。
オーガニックコスメは大人でなくても使っていいの?
オーガニックコスメは、10代でも何歳でも使っていただけます。
10代のお肌は、水分量や油分などとてもバランスのいい状態なので、スキンケアはとくに必要ないかと個人的には思います。
スキンケアの本来の目的は、失われがちな皮脂を補うことです。
皮脂は、お肌を守るために大事な油ですが、年齢とともに減少していってしまいます。
そこで、スキンケアとして、クリームやオイルを使うことによって補っているのです。
そのため、10代のお肌にはよっぽどでない限りは必要ないかもしれません。
もし、スキンケアやメイクを使うならもちろんオーガニックコスメがおすすめです。
ただ、オーガニックコスメは自然のものを使っている分、アレルギーやお肌に合わない可能性があるので、トライアルを使ってみるなどお試ししてからの方がいいですね。
もし、10代や20代の方であれば、化粧水なら月桃やへちま水100%のシンプルな成分のものをすすめてます。
10代や20代におすすめのオーガニックコスメ。
化粧下地にもなる日焼け止めもお肌に優しいものがおすすめです。
化粧下地の日焼け止めの上は、パウダーファンデーションがおすすめです。
オーガニックコスメは、環境や季節に負けない安定したお肌へ導いてくれるものだと思います。
以前は、ケミカルなものに頼っていた時期もありましたが、最近のスキンケアは、クレンジングは天然100%のオイル(椿オイルやセサミオイルなど)を使用し、洗顔は牛脂とヤシ油のみを使ったシンプルな固形石鹸、そのあとは、化粧水とオイルのみという、シンプルな方法でお肌が安定しています。
お肌が強くなってきているということなのかもしれません。
美肌とは、肌トラブルによって足し算されてきたスキンケアからだんだんと引き算をしていくことで近づいていくのかもしれません。
もちろん、年を重ねていくと、紫外線を浴び続けたことによるシミや、加齢によるシワなど新たな悩みが出てくるので、足し算をすることもあると思います。
その時は、何を足し算するのか?その時に自分の肌に合うオーガニックなコスメを探しだすという作業も楽しいですね。
どんな時でもお肌をいたわることを忘れずに過ごしていきたいです。